総社の新本の現場に立ち寄り通り際にお施主様の家を訪問しました。
10年以上たつお家ですが今でも綺麗に佇んでいます。
こちらの建物、軒裏も漆喰、格子も漆喰という美観地区で見かけるような建物ですが美観地区のように間口が狭い建物ではなく東西に長くゆったりとしています。この建物の意匠である軒裏の漆喰は町屋住宅では密集地での防火の役目を果たしています。
格子も防犯と格子を漆喰でまくことでこちらも防火の役目があります。
この格子のことを 虫籠窓(むしこまど)と呼びます。
まさに竹で作った虫籠(むしかご)のような格子で、漆喰で塗りまわしたこのような格子は近畿や中四国で見られる独特なものです。また、江戸期などは町屋などでは2階建てが禁止されておりました。お殿様の参勤交代などで2階のまどから見下ろすのは無礼である!ということから、2階は倉庫として使われておりました。そのため防犯も兼ねた格子になったようですね。
昔の防火構造は土と漆喰で囲む!
理にかなっていますね。
このような和の家は時が流れても何とも言えない雰囲気で良いですね。
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