瀬戸の古民家再生
すべて|すべて
新たに瓦を葺き替え落ち着きのある佇まいに息を吹き返した外観。
軒先の構造材はトタン屋根から瓦へ葺き替えたため重量が増した分新たに構造材を新設しています。
新設した縁側。新築の白木も無理に古材に合わせず 新旧のコントラストが楽しめる仕上げです。
続きの和室。建具の鴨居がそのまま構造材として大黒柱に取り付く差し鴨居という組み方。古民家ならではの構造美です。
玄関ホール。立派な木組みが堂々と出迎えてくれます。建具も既存のものを再利用しています。
立派な栗の丸太。外観こそ頼りなくとも、これだけ立派な構造材であるからこそ築150年でも耐えられた証。この先100年も問題ない 本当に立派な構造材です。
構造強度に不安がある部分は 新たに補強。間取りに合わせケヤキ丸太や松の角材で新たに組み替えた部分もあります。
なんとこちらが着工前の建物。ほとんどの人が「これを直す」という発想には至らないかもしれません。
ですが現地下見をした会長が開口一番「こんな立派な古民家残さずしてどうする」と一目見て納得するほど構造は立派でしっかりしたものでした。
そしていよいよ着工。さすがに茅葺屋根は葺き替えの手間やコストの維持が難しいため瓦吹きへ変更。
木組みを1本1本確認しながら番号付けをし解体。プラモデルを全部バラして1から組み立てる、正にそれを原寸大で実施しています。
解体工事進行中。土壁の壁土も練り直して再利用するため、とっておきます。
解体を進めながら 木組みを確認、番付、補強。歪みがないか、レベルも調整しながら進めます。
中二階になっていた座板を外し、吹き抜けにして室内をりようする場合が多い古民家。立派な梁が屋根を支える構造美を味わえます。
再度の組み上げ。シロアリ被害もなくきれいな梁です。
古材はいったんバラしたときに丁寧に水洗いします。年月を経て黒光りする梁。自然の木を自然のままに使う、昔の大工職人さんは本当に素晴らしい、の言葉しか出ません。
昔の柱は土の上に石を置き、それに直接立っていました。さすがに風雨にさらされたり、腐朽が進んでいる柱もあり、それらは部分的に切り欠いで新たな木材に入替え補強します。「追いかけ継ぎ」という伝統的な木組みで補強します。
柱を持ち上げ、下からの湿気を防ぎ、シロアリ被害から家を守るため防湿コンクリートを前面に打設します。
瓦を葺く下には断熱材を施工。同時に通気層とい風が流れる通り道を作り、屋根下の熱気をスムースに逃す通気工法で施工しています。
瓦に葺き替えるとまた全く別の家のような印象になります。
補強もしつつ元あった木組みで戻す作業。外周ももちろん断熱材を施工します。
新たに設置した広縁。古材の色と白木のコントラストが綺麗です。
天井裏がない分、電気配線も一苦労。昔ながらの碍子(ガイシ)を使った露出配線で対応します。
構造美。本当に昔の家づくりはすごいな~と思う古民家です。
何世代にもわたって守られてきた思いを受け継ぎたい、、、、、、そんな想いから始まった古民家再生。
かろうじて建っていた建物を構造を残して全て取り払い、土台から組み直すことに。
柱や梁を職人が一本ずつ確認しながら傷んだ部分に補修や補強を施していきました。
昔の良いところを残しつつ、耐震補強や断熱については最新工法を採用。
先人の知恵が生きる伝統技術と最新工法が融合し、古民家ならではの趣豊かな空間に仕上がりました。
百年もの歳月を重ねた、味わい深い構造材による木組みの機能美が独特の雰囲気を醸し出し、素材のよさを最大限に生かす職人の技が息づいています。
お問合せ・資料請求していただくための安心ポイント
・無理な勧誘・営業活動はいたしません。
・迅速にお届けすることを心掛けています。
・最終的に建てないかもしれない…大丈夫です!
私たちはお客様のお気持ちを第一に考えています。
お住まい計画にお役立ていただけると幸いです。
お気軽にお問合せ・資料請求ください。