空き家を活用した移住者受入れ施設
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[概要]
むかし豆腐屋を営んでいた古い家屋。この度、2世帯まで受け入れられる移住者のためのお試し住宅として生まれ変わりました。
京町屋のように間口が狭く奥に長い建物で二棟に分かれていたので、この度老朽化が進んで建て替えにくい奥の建物は解体して減築しました。
[外観]
瓦は既存を利用した。
通りに面した入り口を少し控えてアプローチにゆとりを持たせた。
[外観]
雨の跳ね返りがある足元には腰板をはって汚れ防止に。無垢板なので経年の変化も楽しみ。
[洗い出し]
玄関の土間は左官による洗い出し仕上げ。洗い方次第で仕上がりにも変化が出て手仕事の味が感じられる。
[リビング]
古民家ならではの低い天井では既存の天井を表しにして圧迫感を軽減した。
[世帯A:間取り]
リビングとキッチンの間を間仕切れるようにし寝食を隔てた。
[世帯A:間取り]
キッチンから奥に水廻りをまとめて生活しやすい動線にした。
[世帯A:間取り]
玄関~LDK~水廻りを一直線に配置。
町屋造りは採光が困難なためダイニングにも室内窓を設けて抜け感を出した。室内窓の向こうは天窓があり自然光も取り込める。
[水廻り]
住宅設備は全て新しくして使い勝手良く。
[通り土間]
通り土間を通って建物裏に抜けられ、天窓からは自然光が。
既存の柱は傷などの古い名残りもそのままに塗り壁で仕上げを施した。
[世帯B:間取り]
2階の居室は間取を変えず、建具や窓も既存をそのまま利用した。
[世帯B:間取り]
耐震性能向上のために新たに設けた壁により感じる閉塞感も天井を表して圧迫感を軽減した。