日和見庵
住宅|新築
【コンセプト】
2階建て住宅が密集した団地の一角、約50坪の敷地にワークスペースを設置した平屋を計画。
一般的に敷地の南側に庭を設け平屋を計画してしまうと、周囲の建物から見下ろされる位置関係になり、目隠しの塀などを設けると不必要なコストかかるだけでなく、日当たりも悪くなる可能性がある。
それらの状況を踏まえ、コートハウス型が適切であると考えた。自らの建物の影の影響によって日当たりの悪い環境を作り出してしまわないよう、隣地境界からの空きはメンテナンス等の必要最小限のスペースのみを確保し、外部空間に面積を補完する計画とした。
明るく開放的でありながら、プライバシーが担保された外部空間と一体的利用をすることて、床面積約24坪と小さいながらも広く開放的な平屋が実現した。
隣地からの空きを最小限としたため、北側隣地の日照に配慮した建築ボリュームとした。