新見の古民家再生
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格子組の小屋組みが美しい住宅。室内の明り取りと、周囲を柔らかく照らしてくれる様、側面にFIX窓を設置。
手前の倉庫棟も母屋に合わせ格子組の小屋組みで施工しました。
周囲よりかなり低かった土地のため、湿気が溜まるのが悩みでした。べた基礎で防湿し、土台ときちんと緊結することにより構造強度もアップ。住み心地と安心を高めました。
味わい深い柱。すすと埃で真っ黒にすすけた構造体も水洗いをしっかりすることで本来の持つ美しさが蘇ります。
続きの和室はそのままに。構造体の梁がそのまま鴨居となって大黒柱にささる「差し鴨居」の間取り。古民家独特のいわゆる「田の字型」の間取りです。
手の込んだ建具。摺りガラスの部分にまで装飾が施され とても味わい深い美しい建具です。
昔の大工さんの手業がのこる梁。山から木を切り出し、ちょうなと呼ばれる刃物で木の表面を削り落として整えます。昔の家は地産地消。だから地域の気候風土に合った丈夫な家が出来るのです。
壁の中に組み込まれていたタンス。思い出もそのまま残しています。
空間の一部を区切って玄関に。LDKを充実させるため最小限のスペースにしています。
立派な木組みを表しにしたLDK。夜になると一段と温かさが増します。
南に面する窓が少ないLDKのため壁側面にFIXガラスの窓を設置。外にも程よく光が漏れ外観のアクセントにもなっています。
2間続きの和室はLDKと隣接。来客スペース、くつろぎのスペースと臨機応変に使用でき、無駄なく広く使い勝手の良い間取りにこだわりました。
工事中。瓦葺き替え中。屋根の下地にはパネル状の断熱材をしっかり敷き込みます。その上に空気が通る通気層を確保し、屋根の熱気が篭らず、より遮熱、断熱性能が上がる工法で施工しています。
基礎打設の様子。土台ごと建物を持ち上げ、基礎を組み上げます。
工事中の様子。内壁を解体しない場合は電気配線の追加や変更が難しいので、事前に入念に配線ルートなどを確認の上で計画します。
築80年の母屋。
愛着のあった味わい深いこの母屋を何とか残したい、と工事に着手。
土間に台所があり、また周囲の敷地より一段下がって位置していた為湿気が溜まっていた床下。
家を土台から持ち上げて防湿も兼ねた丈夫なべた基礎を施工しました。
暗かった部屋も、小屋組みの格子の木組みの美しさを活かしつつサイドに設けたFIXガラスにより明るい空間になりました。
中からの光が柔らかく外部にも漏れ、暖かな癒しの空間に生まれ変わりました。
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