長屋門の再生

姿形はそのままに、構造補強や断熱を施し応接室へと改装。

屋根は銅板葺き、外壁は漆喰です。

元々の構造材はかなり白アリの被害にあっていたため、柱など、主要な構造材はほぼ新たに新設しました。

通用口の上部に位置する中2階。勾配が急な階段も踏み板のみのオープン階段にすることで昇降しやすくなっています。

圧迫感も出ず、一石二鳥の効果が。

採光と通風を兼ね、天窓は開閉式を採用。リモコン式で開閉も楽に行えます。

室内仕上げは和紙貼り。光が柔らかく反射し、落ち着いた空間に仕上がりました。

構造の木組み跡や虫食い跡を補修した埋木。大工さんの手仕事の跡が見えるとっておきの柱です。

カウンター収納は腰掛も兼ねた高さ設定。扉の存在感が出過ぎないよう、四方を襖紙でくるんだタイコ貼り仕様で作成しています。