空き家の古民家再生

［概要］

しばらくの間、空き家のままだったご実家を改築して移り住む計画。

経験豊富な職人の手で現代の住まいに変貌しました。

［アプローチ］

緩やかに作ったアプローチでゆったりと訪問できます。洗い出し仕上げはなんばの左官職人が手掛けたもの。

［外観］

和風の立派な庭は依然のまま。腰板や漆喰で古風な和風の外観に。

２階の外壁は焼板を浮造りに加工したもの。高級感もあり上品に仕上がりました。

［玄関サッシ］

アルミサッシに変えた玄関も位置は依然のまま。性能も向上して開け閉めもスムーズに出来ます。

［玄関］

充分広い玄関も天井を船底天井にすることでより広がりを感じる。

床はシックな色合いの石張り。

［広縁］

日差しがたっぷりの明るい広縁は内装を一新した。

［間取り］

玄関～和室～広縁が繋がるおもてなしの空間。

［アルミサッシ］

木製の建具をこの度全てアルミサッシに。虹梁丸太を残して古民家の名残りが感じられる。

［玄関］

大工で造作した一枚板の下駄箱は趣もあり収納もたっぷり。

同じく無垢の玄関框に座っておしゃべりしたり。応接間の用途も可能。

［建具］

以前の欄間をそのままに、古い木製建具を移設した。

［和室］

和室はほぼ手を加えず内装を一新。玄関と繋げて大空間に。

［仏間］

以前の床脇を加工して仏壇を置く場所に。

まるで以前からあったような空間に仕上げた。職人の手仕事無くては実現しない。

［下駄箱］

無垢の一枚板で造作した下駄箱。框・式台・下駄箱天板もケヤキの同材で揃えた。

［船底天井］

船底天井にすることで高さを確保し、吊下げ型の照明を施した。

［造作］

階段下の下がり天井には職人の一手間でアールのくぐりを設けた。

［リビングダイニング］

構造補強の意味で柱を新たに設けた。下がり天井には間接照明を仕込んで空間に広がりを感じさせた。

［ダイニング］

ダイニングだけ仕切って使うことも出来る。欄間部分を透明のアクリルで繋げることで一体感のある空間に。

［ＬＤＫ］

リビングからダイニング、奥のキッチンまでを望む。入口脇の建具は以前の位置でそのまま使った。空間のアクセントになっている。

［リビング］

ダイニングキッチンと建具で仕切って個室のようにのんびり出来る空間に。

［客間］

客間として使える和室を設けた。将来は寝室としても使える。

［個室］

以前は和室だった２階の部屋をフローリングにして個室として利用。建具も以前のまま、壁は珪藻土で優しい風合いに。

［寝室］

２階の広い和室は床をフローリングにして寝室に。大きな窓で日差しもたっぷり明るい空間に。

［造作］

間取りを変えたリフォームは造作がちぐはぐになりがち。大工職人の手仕事で古い廻り縁を再利用するなど仕上がりをより自然に。解体前から予定していないと出来ない細かい気づかいは経験豊富な大工のアイデアから。

［洗面脱衣室］

約4.5帖ほどもある洗面脱衣室。

勝手口脇に設け、広い洗面脱衣室は家事もはかどる。