息を吹きかえした門塀と茶室

瓦をそのまま再利用して門と塀を新しく再築しています。

新しい木部と古い瓦のコントラスト。

塀は土台と板、漆喰を再築した。板目も美しく映えている。

垂木や軒裏も美しい。

持ちおくりのデザインはシンプルに上品に納まっている。

門の建具も掃除して取り付けた。

石を敷きなおして庭も再生。

石灯篭が茶室へと誘ってくれている。

外観はほぼそのままに外装だけ補修した。

庭木や石の一新で見違える仕上がりに。

玄関前には動物に見立てられた石が。

家人の出入りを見守ってくれいている。

新緑越しに玄関を見る。

建具、破風板、庇の銅版にいたるまで再利用で昔のまま。

玄関戸を開けると正面に水屋がある。唯一改装して間取りを変更した部分。

建具をそのまま使うことで以前の雰囲気を壊さず仕上げた。

露地は繊細なイメージの洗い出しに。

軒裏や変木の柱もそのままにした。

茶室はそのまま忠実に再現した空間。

網代天井や下地窓は歴史が感じられるものの畳を新調して気持ちの良い新しさ。

［床の間］

床柱の変木、落としがけの竹など程よい曲線が艶を表現している。

下地窓も昔のまま。壁を塗り直して生き返った。

茶室からの眺めは季節の移ろいを感じて。

躙口（にじりぐち）の外に緑を飾れる掘り込みを。

瓦をそのまま再利用して門と塀を新しく再築しています。