引き継がれる門長屋

【外観】

背後に移る建物に引けを取らず上手く融合しています。

背後に構える山々のどっしりとした安定感が良いコントラストになっています。

【外観】

窓には格子、壁には腰板。現代風な電動シャッターも伝統的なデザインに違和感なく馴染んでいます。

【千枚じゃくり】

千枚瓦の凹凸に合わせて破風板をしゃくっています。目立ちにくいところこそ細かい手仕事が生きています。

【板戸】

板戸の木目が古材の梁と馴染んでいます。

丁寧に施したカンナ掛けで柱一本一本にも美しい艶が出ています。

【格子戸】

今度は格子戸バージョン。格子戸越しに奥へと続く石畳は趣きがあります。

【ポスト口】

大工手造りのポスト口。木枠の開口や瓦をあしらったのは大工からの提案を採用したもの。

実際に造る職人もデザイナーとして携わりました。

【手刻み】

こちらの門長屋はすべて手刻みで組みました。古材の梁部分もしっかりと組まれています。

【内観】

板戸を閉めると外界と隔たれた閉鎖的な空間が出来上がります。

プライベートを保ちつつ上部が開放されて程よい繋がりが感じられます。

【個室】

向かって右側には書斎としての個室を設けました。格子越しに庭園が見えるので一日中籠もっていられそう。贅沢な空間です。

【夜景】

ライトアップされた夜景は格子が強調されより美しく映えています。

【夜景】

外に漏れ出す光の陰影でいっそう奥行が感じられます。

ライトアップされた天井の木目も昼間とは違う表情に。