瀬戸内市 T様

最初はこんな風に海が見れるなんて信じられなかったんです。

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最初はこんな風に海が見えるなんて信じられなかったんです。

愛知県岡崎市から牛窓に移住し、長年思い描いた自宅兼カフェを開業された田邊様。定年を前に「好きな音楽と珈琲に囲まれ、そこに誰かが訪れるような場所にしたい。」という想いを一つ一つ現実化され、2016年9月にオープンを果たされました。カフェ開業をお考えになった経緯から建築会社選び、そして現在に至るまで詳しく伺いました。(聞き手 赤木浩二)

 

もくじ

  1. お客様の想いを動画でご紹介
  2. 好きな珈琲と音楽に囲まれて過ごしたい。
  3. ホームページに載っていた施工事例は本当だった。
  4. 平屋を建てるつもりが・・・
  5. 施主が気づかないことをどこまで拾うことができるか
  6. 牛窓に来て今、思うこと

 

1.お客様の想いを動画でご紹介

 

2.好きな珈琲と音楽に囲まれて過ごしたい。

 

●移住を考え始めたきっかけを教えて下さい。
ご主人様 2012年ごろから考え始めました。58歳を迎える手前くらいからですね。趣味はコーヒーをいれること、音楽が好きなのでたくさんのCDを定年後にゆっくり聴ける場所が欲しかったのです。自分のリスニングルームに誰かが来てくれたらいいなという感じです。定年を迎えてあのまま岡崎でやれるかというとやれないなと思いました。マンションだったし、ほかに場所を借りてまでは、考えにくかったです。だから会社に残るのをやめて、定年でやめて、どこか行きますか?と妻に話したのがきっかけです。

 

●場所はどのようにして探されたのですか?

 ご主人様 2013年4月に具体的に行動を起こしました。私は仕事で水島や倉敷は来たことがありました。牛窓は来たことはないけど、記憶の片隅に残っていましたね。それで一回行ってみようかと思ってふらっと来てみたんです。

 最初は牛窓ならオリーブ園からのぞめる景色がどこでも手に入ると思っていました。でもあの景色はキャベツ畑しかなかったんですね。望んでいた景色ではありませんが、「このくらいならいいか」と思い(この土地に)決めました。

 

 

 

3.ホームページに載っていた施工事例は本当だった。

 

●建築会社はどのようにして探したのですか?

 ご主人様:インターネットで岡山にある工務店で和風が得意そうなところ、最終的に2社に絞りました。そして建築会社を訪問する目的で岡山に行くことにしたのです。

 

●なんば建築工房の第一印象はいかがでしたか?

 ご主人様 本社でお話した後、ご自宅を見学させて頂きました。

蔵みたいな作り、焼杉を張って、垣根がなくて子供が走り回れるような、といういろいろ考えて作られていると感じましたね。

 斬新なデザイン、二階にダイニングキッチンがあって。やっぱり本物を作っているなと確信しましたね。WEBの施工事例がうそじゃないな、と本当にそのままだと思いました。

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 (当社モデルハウス※代表正田の自邸)

 

●WEBサイトはどのように見ていたのですか?

 ご主人様 趣味のように食い入ってみていました(笑)たぶん暗記していましたよ。

数寄屋造りの家とかカテゴリに分かれていましたね。

 

奥様 でも値段はどうだろうと、高そうだねと話していました。手が届かないかもと思っていました。

 

●なんば建築工房に決めたのはどのような理由ですか?

 ご主人様 施工事例みて、だいたい気持ちはなんばさんにありました。時間的に気軽な気持ちで行けないので絞り込んで真剣に見ていましたから。

 そして予算が明確にあったわけではありませんが、手が届く形を提案してくれる感じがしたんです。

 詳しい見積もりはその時点では見ていません。でも施工事例の価格と施工事例が一緒になった事例を頂いてイメージができました。もっと高いと想像していましたから(笑)

 

 

 

 

4.平屋を建てるつもりが・・・

 

●建物についてのイメージは当初から固まっておられたのですか?

 ご主人様 平屋を建てるつもりでした。年齢を重ねると階段は厳しいので平屋の小さい家、住む空間だけでよかったんです。

 奥様:そこの隣に小さいお店があればいいかなという感じです。

 

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(当初の平屋プラン)

 

●それで実際は?

 ご主人様 大きく変わりました。それが正田社長がひとりでこちらに来られて、「二階にしたらこんな風に景色が見えますよ!」というのをメールで送ってきてくれたんです。


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(二階建てプラン)

 「えっ!こんなに海が見えるのなら、二階にしないともったいない。」と思いました。

 たまたま私たちがきたときは海が見えていなかった。メモをもらったときも信じられなかったんですね。

それで高台に上ったら、海が見えたんです。そこから。

 

 

●あきらめていた景色が手に入るかも、というわけですね。

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ご主人様 あきらめていたというか、「風景はこんなもん」と思ったいたのが、「こんなもんじゃないな」と。

棟上げしたときにみた景色はまた違いましたね。

どんどん満足度があがっていった感じ。どこまであがっていくんだと思いましたね。

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5.施主が気づかないことをどこまで拾うことができるか

 
●建築中に印象に残っていることはありますか?

 ご主人様 打合せがしんどくもあり楽しくもありました。(笑)愛知県岡崎市から牛窓まで420km。車で4時間半です。2ヶ月に1回、プロが書いた設計図に対して私たちがあーでもないこーでもないと書き込んで宿題をこなして、という繰り返しでした。

 設計の西川さんも大変だったと思いますよ。でも、工務店側の都合ではなく施主の意向を汲んでくれて私たちが選択しやすいように導いてくれました。私たちからすると「一緒に作らせてもらった」という感覚がかなりあります。

 

●居室も同時並行で進められたと思いますが、特に「さすがだな」と思ったことはありますか?

 ご主人様 木の組み方、素材の使い方、工業製品のサッシの使い方、光の取り込み方とか細部にわたってありますね。例えば、ダクトレールという複数のライトをレール上の好きな場所に取り付ける便利パーツがあるのですが、私たちが「この位置かな?」と思っても「空間が分断されるから」という理由であるべき位置に決定されました。

 また聞いたところ、エアコンの位置も間接照明が照らす光の角度によって場所が変わったり、間接照明の光を途切れることなく照らすために施工方法を工夫されているそうです。

 細かいことかも知れませんが、「施主は気づかない事でも安全安心や使い勝手を考えてよりよくしてくれる」という気遣いが設計の方やコーディネーターさん、大工さん、工事スタッフ、皆さんから感じられましたね。

 

 

 

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6.牛窓に来て今、思うこと

 
●牛窓に来られてよかったと思うことは?

 ご主人様 こちらに来て環境もいいし、毎日やることがあって、ゴロゴロはできませんね(笑)やることがあるというのが気持ちの上でいいですね。

 

●振り返ってみてなんば建築工房はどのような存在ですか?

 ご主人様 全く知らないところからやってきて大工さんも親方さんもみんな本当によくしてもらいました。

 奥様 オープンしたらなんばさんのOBさんがたくさん来てくれました。キャンペーンみたいに告知してくれたからですよね。こんな事、本当にありえないと思っています。みんなに支えてもらっているのでこれから報いたいし、ちゃんとやっていきたいですね。

 

●お客さんに対してメッセージがあればお願いします。

一番のごちそうは景色。コーヒーとガレット。のんびりしに来てもらえたらうれしいです。

 

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晴れた日は小豆島と瀬戸内海が一望できます


 

珈琲 べるまーど 

場所   岡山県瀬戸内 市 牛窓 町 鹿忍 2627 

TEL   080-9137-8671

営業時間 7:30~18:00(LO17:30)

定休日  水曜日午後 

駐車場  あり

アクセス ブルーライン邑久・牛窓IC→牛窓方面へ2Km、左にシンポー釣具店

     そこを右折、道なりに2.5Km高台に家が見えてきたら、左に坂を上る道へ

     坂をあがったら一番奥となります

     近くに【マドコーポレーション】という不動産屋さんがあります

 

T様、本日はご多忙のところありがとうございました。
※ 取材記事制作:(株)WISHパートナーズ 赤木浩二、動画撮影・編集:(有)あいぷらす 浦上佳久